2月20日

 贈り物を選ぶ。マタニティ用品にはピンとこなかったので、テネリータでは頭に巻くコーラルピンクのタオル、桜色のハンドタオル、パッケージに草花が描かれたハンドソープ。これは職場の人たちとの共同ので、私からはマリメッコのボウル。少し前、出産祝いのお返しにマリメッコの小さなボウルとトレーをもらった。ボウルはオートミール、トレイはフォークで食べるサラダやフライドポテトの残りなんかに使ってみて、「食器が素敵だと何を食べても満たされる」ということに気が付いた。その友達からは結婚祝いにクチポールのカトラリーももらっていたので、マリメッコの食器と一緒に使っている。だから私も、これから生活ががらりと変わるであろう彼女に、日常のなかで少しでもほっとできる時間を贈りたくてそのボウルを選んだ。ヨーグルトとグラノーラとか、それか残り物のペンネとか、もしくは炒飯とか、はたまた納豆卵がけご飯とか、何に使ってもいいなと思ったけれど、小さい丼くらいの大きさがあり、それでいて柄が洋風だから、本当は何を入れるのがいいのだろうと側にいた店員さんに聞いてみると、少し考えてから「おかずとか、フルーツとかを…」と言うので、そんなに広い言葉を遣うのなら、本当に何でもいいのだろうなと思った。

 伏見の中華料理屋でランチ。北京ダックを食べたくて、ランチにしては少し高いコースを選んだ。どれも味が優しく、またあっさりとしていて、するっと食べられた。北京ダック、いつも思うのだけど、四つか五つくらい食べたい。食後に出てきたプーアール茶、何となしに飲んだらその苦さにびっくりしたけれど、それがだんだん癖になってきて、また飲みたいと思っていることにレストランを出てから気がついた。笑顔で別れ、白川公園を少し歩き、こんなフジテレビのような科学館があったことを知る。そのまま歩き、最寄駅の、家から見たときには向こう側にある喫茶店へ寄った。天井が高く、インダストリアルなインテリアの店内。5組までしか通せないというので、コーヒーのメニューを見ながら順番を待つ。エチオピアが良かったけれど、豆が切れているというので、似ているらしいブラジルを頼んだ。しっかりと深く、苦手な酸味がほとんどない。やかんにかかるガスコンロの火や、型に入ったフィナンシェ、一人慌ただしく作業をするマスターを眺めながら飲んだ。スーパーで食材を買い込み、帰宅。Netflixで「ファイアフライ通り」というドラマを観はじめた。2話ほど見たところで寝室へ行き、夫の背中にぴたりと体を寄せ、首筋の匂いをかいでいたらすぐ眠りに落ちてしまう。22時、ミートソースを作るには遅すぎる。夫の提案を断り、ジャジャン麺を作った。今日はコチュジャンを足して、具は玉ねぎと豚こま肉、生卵を落としたお酢を回しかける。あと少しの味。浴槽に青いお湯を溜めて、ドラマの続きを観る。ブルーチーズとブルサンに蜂蜜をかけたらおいしかった。今日みたいな日があと何日もあるといい。

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